こんにちは!与論島に移住したレイです。
みなさん、離島くらしって「大変そう」「不便そう…」って思ってませんか?
もちろん大変ですし、不便なことも多々あります。
ですが、どこに住んでいても何かしら「大変なこと」「不便なこと」ってあるはずだと思います。
都会くらし、田舎くらし、離島暮らし…メリットとデメリット、どちらの暮らしが自分や家族にとってより良い環境なのか?
それは人それぞれだと思います。
まだ移住してまもないですが、離島くらしで実際に私が感じたメリット・デメリット のリアルを書いていきます。
私について
30代、既婚、2児の母。出身地は埼玉県。
2021年4月、家族4人で旦那の出身地である与論島に移住。
現在、義父母と完全同居。
与論島について
鹿児島県の最南端にある周囲約23km、面積約20km²ほどの小さな島。
(参考:山手線一周約40km、内側の面積約63km²)
人口は約5100人。
お天気が良ければ、おとなりの沖縄県が肉眼で見えます。
それくらい沖縄が近いので、気候などの風土は沖縄に近いです。
与論島についてはこちら
与論島移住のメリット
- 自然豊か
- 海がやばすぎるくらい綺麗
- 星空もやばすぎるくらい綺麗
- 家が広い、家賃が安い
- 家で多少騒がしくてもOK
- 公共交通機関の運行に振り回されない
- 花粉が飛んでこない
- 子育てに最高の環境
- 高校まで島内にある
- おしゃれなお店、美味しいお店が結構ある
- 働く場所は意外にある
- 治安が良い
➀自然豊か
与論島は自然いっぱい!緑いっぱい!
与論の繁華街である茶花は建物が密集していますが、他は畑!海!自然いっぱい!
その代わり、虫もいっぱいです。虫が苦手な人にとってはデメリット…?でも慣れます。絶対慣れます(笑)
場所によりますが、少し歩けば海!
毎日、水平線を拝めます。最高。
②海がやばすぎるくらい綺麗
これはもう、見てください。
与論の海は、その綺麗さから“ヨロンブルー”と特別な呼び名があるほど!最高。
ぜひInstagramやTwitterで『ヨロンブルー』や『与論島』で検索して見てください!!
そしてぜひ、実際に遊びに来て直接見に来てください!!感動しますよ。
③星空もやばすぎるくらい綺麗
与論はとっても田舎です。
繁華街以外は街灯がほとんどありません。
天体観測にとっては邪魔な灯りがなく、空気も綺麗なので、すごく星が綺麗に見られます。
部屋の中からでも電気を消せば天体観測できちゃいます!最高。
④家が広い、家賃が安い
これは離島だから特別というわけではないですね。
離島でなくても田舎は家が広くて家賃が安い!
私が過去に暮らしていた東京・埼玉に比べるとべらぼうに広くて安いです!
腐らない生活用品(ティッシュ、トイペ、掃除用品など)、また子育てをしている家庭はオムツやおしりふきなど、安い時にたくさん買ってストックしておいても、家が広いから置き場所に困らない!最高。
⑤家で多少騒がしくてもOK
我が家族は、旦那の実家に引越しました。持ち家、一軒家です。
我が家から一番近い民家でも50mほど離れているので、生活音はお互い全く聞こえません。
遅くまでどんちゃん騒ぎしようが、赤ちゃんが壮大に夜泣きしようが、楽器をアンプ通して掻き鳴らそうが、気にしなくて良いストレスフリー!
以前住んでいた集合住宅と違い、近隣住民がベランダや換気扇の下で吸う煙草の匂いも漂ってきません!
田舎、最高。一軒家、最高。
※与論島でも中心街は住宅が密集していたり、アパートなどの集合住宅もあります。必ずしも当てはまるわけではありません。
以前は人通りの割りと多い場所に住んでいたので、毎晩大声で歌いながら帰宅する人、酔っ払いの大声、たまに喧嘩をする人、そういう注意しづらい他人の騒がしさにイライラすることもなくなりました!
⑥公共交通機関の運行に振り回されない
与論に移住する前は、都内で働いていました。もちろん、満員電車での通勤です。
電車やバスでの通勤だと「何時何分までの電車に乗らなければ!」「今日土曜日だから休日運行だった!」「えぇ!(事故やトラブルで)運転休止!?」など、めちゃくちゃ振り回されます。
与論には鉄道はなく、ほとんどの人が車かバイクで通勤しています。
子ども達は小学生は徒歩、中学生は自転車、高校生で免許のある生徒はバイク通学ができるようです。
もちろん、○時にまで出勤・登校などのタイムリミットはあるでしょうが、公共交通機関に振り回されず、自分のペースで動けるのは想像していたより、かなりストレス軽減になります。
なんと言っても満員電車に乗らなくていい!最高!
⑦花粉が飛んでこない
スギやヒノキの花粉、ほぼ飛んできません!!
ただ島にはサトウキビの畑が至る所にあり、そのイネ科のサトウキビの花粉に悩まされる人はいるようですが、スギやヒノキの花粉症で悩まれている方、与論島おすすめです!
⑧子育てに最高の環境
自然いっぱい!
のびのび生活できる!(前述のように「近所迷惑にならないように…」などの心配無用)
治安が良い!(子どもの連れ去り、盗撮などの犯罪に巻き込まれる可能性が圧倒的に少ない!)
島に住んでいる子どもの人数は少ないですが、同年代のお友達と深く付き合える。
子どもの人数が少ないので、子ども園にはすぐ入れる!
私の子ども2人(年中さんと1歳児)も希望する園にすんなり入れました。
旦那は会社員でしたが、私は無職(自営業の開始準備)で申請し、すんなり入れました。
※その後開業届出書などの提出は必要です。
埼玉では、育児休業終了・復職のため保育園の入園希望をしていましたが全滅。結局そのまま仕事を辞めることになりましたが、与論では仕事が未定・求職活動中でも、すんなり入れました。
※大事なことなので「すんなり入れました」3回言いました。
そんな保活について詳しいレポートは
⑨高校まで島内にある
島によっては、小学校はあるけど中学校はない、中学校まではあるけど高校はない…というところもあります。
中学校・高校から親元を離れるというのは、親としては心配ですし寂しい。そしてお金もかかる!!
与論島は高校まで島の中にあるので、高校を卒業するまで子どもと一緒に島で生活できます。
もちろん進学先に希望があれば、中学・高校から島外に行くこともできます。
与論高校はここ数年、進学に力をいれています。実際、有名大学に進学する生徒が増えているようです!
⑩おしゃれなお店、美味しいお店が結構ある
離島で田舎ですので、全国チェーンのファーストフード、ファミレス、カフェでも、与論島には一軒もありません。
が、しかし、映えるおしゃれなカフェ、おいしいお店、結構あります!
このブログで、今後どんどん紹介していきたいと思います!
⑪働く場所は意外にある
人口の少ない離島は仕事がないと思われがちです。
私たちも「帰ってきても仕事がない」と思って移住を先延ばしにしていましたが、意外と仕事はあります!
旦那の地元で伝手があったため、仕事探しはそれほど苦労しませんでした。
(旦那は島の中で仕事に就ける目処がたちましたが、結局は東京の会社に就職し、リモトートワークで与論で仕事をしています。)
私は仕事探しは特にせず帰ってきましたが、帰ってきてすぐ「仕事が決まってないなら正社員としてはたらかないか」「暇な時だけで良いから手伝って欲しい」と2件ほどお声をかけていただきました。
与論島の情報LINEがあるのですが、そこでも結構な頻度で求人情報が流れてきます。
⑫治安が良い
人口が5000人ほどの離島なので、みんな親戚・みんな知り合いという雰囲気なので、犯罪が少ないです。
もちろん島で被害に合うリスクは0ではないにしろ、都会に比べて被害にあう確率はとっっっっても低いです。
自分含めて家族が安心して暮らせるのは嬉しいです。
子どもを持つ親としても、離島で子育てする上での最大のメリットだと思います。
離島のデメリット
- 物価が高い
- 島外に出るために、時間・費用がかかる
- 大手都市銀行の支店・ATMがない
- クレカの使える店が少ない
- 台風やばい
- 湿度もやばい
- 医療機関が限られる
- 子どもの医療費が無料ではない
①物価が高い
離島は島外から品物が入ってくる際に、運賃がかかるため意外に物価は高いです。
飲食店も観光地価格の料金のお店が多い印象です。
そのためか島の人は、自分の畑で野菜や果物を作ったりして、ご近所さんにあげたりもらったりをよくしています。
私も畑で野菜を育てようと画策中!その模様も今後アップしていきたいです!
②島外に出るために、時間・費用がかかる
与論島から外へ出る時には、航空機もしくは船を利用することになります。時間も費用もかかるのが難点。
例えば、飛行機で東京・羽田に行くためには、与論空港から那覇もしくは鹿児島経由で乗り継ぎする必要があり、移動で1日を要します。
③大手都市銀行の支店・ATMがない
島にはゆうちょ、JA、奄美大島信用金庫の支店・ATMしかありません。
現在、旦那は東京が本社の会社に所属、与論の自宅でリモートワークをしているのですが、給与口座は大手都市銀行(会社指定)。
島で引き出すとなると、平日でも手数料が取られる😭
④クレカの使える店が少ない
paypayやLINEpayが使える店は結構ありますが、クレカの使える店が少ないです。徐々に増えているようですが、移住前の環境と比べてしまうとまだまだ。
そして、QRコード決済やクレカが使えても、お店のポイントは現金じゃないと貯まらない店も多いです。
東京埼玉では、現金じゃないとポイントくれないなんて店なかった…
でも現状、島の常識はこっちみたい…早くアップデートして欲しい!
そして、水道料金もガス料金も、クレカ決済不可!
口座引き落としもゆうちょ・JA・奄美信金の口座しかダメという…
唯一、電気料金はクレカ決済ができます!さすが、九電。
⑤台風やばい
勢力の強い台風が毎年上陸します。移住してからまだ直撃は体験してませんが、接近して海が荒れただけで船が着港しなくなり、スーパーの棚から品物が消えます!
台風でなくても、強風が続く場合は数日船が来ないなんてこともまぁまぁあります。
毎日、天気予報で風力もチェックする癖がつきました。
⑥湿度もやばい
梅雨時期の湿度がえぐい!何日干しても洗濯物がずっと乾きません。
梅雨時期の天気予報です。21時から朝方までずっと湿度100%!!
対策しないと部屋中カビだらけ!!正直、与論の湿度舐めてました。
除湿機、必須です。
⑦医療機関が限られる
入院設備のある病院は1つ。クリニックがひとつのみふたつ。
※私たちが移住したちょうど2021年3月、閉院した診療所があったのですが、2022年7月に再開!
島の病院で対応できない重篤患者が発生した場合は、ヘリで奄美大島に搬送されるようです。
(島民の働きかけによって、今では距離的に奄美より近い沖縄へヘリ搬送できるようになりました!)
島に常駐していない専門医は、島外から月に数回診察に来てくれます。
しかし、天候によって来られない場合もあるので、何週間も前に予約したのにキャンセル・再予約…ということもあります。(実際に経験済み。)
常駐の産婦人科もないため、島内では出産できません。
島の妊婦さんは、月2回(ひと月4日間)産婦人科医が来るので、その時に定期健診を受け、正産期に入る前に沖縄などの島外に行き出産後に島に戻ってくるというのが一般的なようです。
⑧子どもの医療費が無料ではない
現在、18歳までの医療費は無料の自治体がほとんどだと思います。
しかし、与論は子ども1人につきひと月3000円までは自腹です。
ひと月3000円を超えて費用が発生した場合は、一旦は病院窓口で支払い、後日事前に登録した口座に振り込まれることになっています。
移住を考えて色々与論のことについて調べていた時「えっ無料じゃないの?」とびっくりしました。
人口が減少しているので、財政も厳しいのでしょうか…。
与論・離島への移住
メリット・デメリット、たくさん書いていきましたが、いかがだったでしょうか。
私にとっては、離島移住で確実にQOLが上がったと思います。(爆上がり)
私たち家族の場合、費用面で考えると、夫婦2馬力から義父母(元気に働いている)も加わって4馬力になったこと、義実家に引越しをし、家賃・駐車場にかかる費用が掛からなくなったのも大きな要因で、恵まれていると思いますが。
子供にとっても、この移住が良かった与論で育って幸せだと実感してもらえるよう、これから親としても努力していきたいと思っています。
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